主に経年劣化を原因として起こる住宅のトラブルの1つに雨漏りがあります。雨漏りは一般の人でも見つけやすく、軽微な内容であれば自分でも対処をすることができます。一方、原因が定かでない場合や広範囲に及ぶ場合などでは専門業者に依頼をする必要があり、この場合、どのような点がポイントとなるのか理解をしておく必要があります。雨漏りの修理では、大きく、原因の把握と業者選択の2つが大切なポイントになります。
原因としては外壁廻り、屋根廻りがあり、該当箇所によって依頼をする業者が異なることになります。まず、一般的に、外壁廻りの場合には塗装の劣化や、窓廻りや目地廻りのシーリングの劣化による切れがあり、屋根に関してはカラー鉄板であれば鉄板のハゼ部分、いわゆるかみ合わせ部分か、2階部分があれば2階の壁との取り合いの不具合が原因となります。また、瓦屋根であれば瓦のズレや破損が原因となります。依頼では、塗装業者や、シーリング切れの場合にはシーリング専門業者か防水業者、カラー鉄板屋根であれば板金業者、瓦屋根であれば瓦業者が依頼先となり、専門業者が分からない場合には工務店への依頼も1つの方法となります。
雨漏りの修理で知っておきたいことは、専門業者は関係する内容に関しては技術やノウハウがあるものの他の箇所に関してはそうではないことがあります。例えば、外壁塗装で対処をするような場合、シーリングの打ち直しが関係するケースもよくありますが、専門業者の場合には旧シーリングの撤去、バックアップ処理、2液処理をして初めて打ち直しを行います。専門業者でない場合にはしっかりした処理をしないままに行うケースも見受けられ、十分な注意が必要になります。雨漏りの修理では費用面など信頼性も心配な1つになりますが、依頼では、内訳明細まで明記された見積、施工前、施工中、施工後の写真の提出、保証の有無が大切なポイントになります。
No comment yet, add your voice below!